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キニナル記

その時気になったものを完全主観で綴ります。

大山悠輔の本塁打王争いで再評価!金本前監督って実は有能?

プロ野球阪神タイガースの2020年シーズンがいよいよ佳境に。
既に優勝の可能性も風前の灯火のシーズン終盤に虎党の熱い応援を受けているのが4番三塁手の大山悠輔(おおやま ゆうすけ)選手です。

大山選手は2016年のドラフト1位で白鴎大学から阪神タイガースに入団。

2017年の夏から一軍に出場し、徐々に成績をあげてきました。

大山 悠輔(阪神タイガース) | 個人年度別成績 | NPB.jp 日本野球機構

2020年に遂に殻を破ってホームランキングに向けて爆走しています。


 


▼ドラフト当初はブーイングの嵐だった?!

Twitterのリプライ欄でも長距離砲ではあるものの、「1位でなくても獲れたのでは?」「(当初有力候補だった)佐々木千隼投手(ロッテが1位指名)じゃないの?!」といった声があがっていました。


阪神タイガースのホームグラウンドである甲子園では例年右翼から左翼に向けて”浜風”と呼ばれる風が吹くため、左打者の引っ張った打球は失速し、右打者の引っ張った打球は伸びる傾向があるため「右の長距離砲」は必要だった。

当時チームは左打ちの福留孝介外野手が4番に入ることが多く、前年にドラフト1位の高山選手、遊撃手の鳥谷選手(共に左打者)がクリーンナップを担っていたため、若手の右の大砲の獲得が急務でした。

「(観覧席は)意外な歓声だったんじゃないですか。今のチームの現状を見た時に、投手と野手の差をみんなで検討しまして。やっぱり弱点といいますか、ウイークポイントは野手ということで野手でいこうと。満場一致で決まりました」

この日は、午前中から金本監督、四藤球団社長、高野球団本部長、佐野アマ統括スカウトで“4者会談”。桜美林大・佐々木千、創価大・田中の二者択一から始まった話し合いは、指揮官の意見で針路を変えた。競合必至と見られた2投手と同じくらい、獲得を熱望していた大山は1位なら単独指名できる公算が高い。それなら、いっそ…。今季シーズン終了まで固定しきれなかった三塁手指名に踏み切った。

ドラフトも“超変革”大山1位の理由 金本監督「野手が弱点。満場一致で」― スポニチ Sponichi Annex 野球

金本知憲前監督自身も広島カープ時代にトリプルスリーを達成したり、阪神タイガース移籍後に甲子園で左打者でありながら打率.327 本塁打40本 125打点をあげるなど大活躍。
自身のような長距離砲が必要だと考えていたようです。


 

▼努力家の大山選手を金本監督は見抜いていた?

8日は東京ドームで行われた指名投手練習に休日返上で参加。ロングティーなどで調整を行った。出場機会がなかった前日10日のナイター後も、宿舎に帰って1人素振りに精を出した。 「負けたら終わり。やるしかない。結果が出てよかったです」

www.nikkansports.com

2019年の10月にクライマックスシリーズの巨人戦の時には宿泊しているホテルの地下駐車場で素振りをしている所を目撃されている大山選手(※現在当該SNS投稿は非公開になっています)。
そんな努力家な所が認められていたのかも。

 

▼金本監督時代のドラフト指名選手が躍動!!

2015年(就任直後)
1位 高山 俊 外野手 明治大
2位 坂本 誠志郎 捕 手 明治大
3位 竹安 大知 投 手 熊本ゴールデンラークス
4位 望月 惇志 投 手 横浜創学館高
5位 青柳 晃洋 投 手 帝京大
6位 板山 祐太郎 外野手 亜細亜

2016年
1位 大山 悠輔 内野手 白鴎大
2位 小野 泰己 投手 富士大
3位 才木 浩人 投手 須磨翔風高
4位 濵地 真澄 投手 福岡大大濠
5位 糸原 健斗 内野手 JX-ENEOS
6位 福永 春吾 投手 徳島インディゴソックス
7位 長坂 拳弥 捕手 東北福祉大
8位 藤谷 洸介 投手 パナソニック

2017年
1位 馬場 皐輔 投手 仙台大学
2位 髙橋 遥人 投手 亜細亜大学
3位 熊谷 敬宥 内野手 立教大学
4位 島田 海吏 外野手 上武大学
5位 谷川 昌希 投手 九州三菱自動車
6位 牧 丈一郎 投手 啓新高
育成選手選択会議
1位 石井 将希 投手 上武大学


どうですか?見事に世代交代に成功してませんか?
2020年シーズンで主に一軍に帯同していたメンバー
青柳投手、高橋遥人投手は先発ローテーションとして。
馬場投手は今年中継ぎで大活躍。
大山選手、糸原選手はスタメン。
坂本捕手、高山選手、望月投手、熊谷選手らも試合展開によって使われています。
金本前監督は小野投手や才木投手のような力強いストレートを投げ込む選手や、大山選手、糸原選手のようにスイングが強い選手が好きなのかも。

周囲の声を押し切って大山悠輔選手を指名したことが今年実ってネットでは金本監督の眼力を再評価されていました。
このままチームを牽引して、ホームラン王も獲得して欲しいものです。

 

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