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キニナル記

その時気になったものを完全主観で綴ります。

村上頌樹に佐藤蓮…ネクストブレイク候補の若虎たち【阪神タイガース】

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2021年のシーズンの話題をさらう阪神タイガースの新人の躍進。
佐藤輝明選手、中野拓夢選手、伊東将司投手の3名は既に一軍で活躍しています。

佐藤輝明選手は38試合出場 打率.266 本塁打10 打点28で大山選手不在の中、4番に抜擢されています。開幕当初はインコース攻めに苦戦していましたが、四球が増えるなど選球眼が向上して打率も向上しています。

中野拓夢選手は31試合出場 打率.313 本塁打1 打点8 盗塁5開幕してしばらくは木浪選手が正遊撃手でしたが、打撃低迷により掴んだチャンスをものにしました。エラーは出るものの好プレイもあり、下位打線を盛り上げています。

伊東将司投手は4試合登板 3勝0敗 防御率1.55 登板間隔が飛びながらもローテーション投手として好投を続けています。
3人の数字は5月14日現在です。

かつてルーキーが3人も一度に活躍したことがあっただろうか…
そんな新戦力の台頭がここまでの阪神タイガースの躍進を支えているのは間違いないです。

しかし、恐ろしいのはそんな阪神タイガースの二軍に、一軍を脅かす若虎がまだ眠っているということ…
そんな若虎をご紹介したいと思います。

 


▼未来の4番は任せたぞ!強いスイングを見せる若虎

※数字は5月15日二軍戦終了時です。

2019年のドラフト2位で高卒の井上広大外野手
昨年はルーキーながらファームで9本塁打を放った未来のクリーンナップ候補です。
2021年はここまで二軍で30試合出場 打率.209 本塁打3 打点14。
春季キャンプでは確実性を高める意識を持って取り組んでいましたが、まだまだ試行錯誤中ですね。
守備では強肩を活かした貢献が見られますので、大山選手のようなバッターを目指して欲しいですね。

2019年育成1位にして支配下登録された小野寺暖外野手
昨年は手首の故障もあり低迷しましたが、フェニックスリーグから躍進の兆しを見せて春季キャンプに初参加。
その後ファームで首位打者争いをするなどの活躍で見事支配下登録を勝ち取りました!
ここまで33試合出場 打率.336 本塁打4 打点22

2020年のドラフト7位でこの年唯一の高卒・髙寺望夢内野手
ドラフト直前の東京ドームでの合同練習会で内容のあるバッティングを見せて指名されたプロスペクトです。
27試合出場 打率.225 0本塁打 5打点 盗塁2
とここまではまだプロの壁に阻まれていますが、コンタクト技術は非凡なものを見せており、肩や足などの武器も持っているので楽しみな選手です。

既に一軍に招集された小幡竜平内野手も打率.288と過去のシーズンより打撃を向上させています。
もちろん長坂拳弥保守、荒木郁也選手、俊介選手といった中堅・ベテランも打撃好調です。


 


▼投げてるボールがエッグい…

2019年のドラフト1位西純矢投手は高卒2年目ですが、既にある程度完成された投球を見せています。
6試合登板 2勝1敗 防御率3.44 


自身でも言っているように、被本塁打がちょっと多いのが気になりますが、ローテーションの谷間での1軍登板が近いという報道もあります。一軍で課題を見つける段階に差し掛かっていますね。

同じく2019年のドラ3及川雅貴投手もファンの期待を集めています。
当初はコントロールに課題があったものの、投球フォームを工夫して安定的に140キロ後半のボールを投げられるようになりました。
5試合登板 1勝1敗 防御率2.73
こちらも一軍登板が近いと思われます。

2020年のドラフト5位の村上頌樹投手は入団当初の前腕の故障から復帰して5試合登板 1勝0敗 防御率2.25 順調にイニング数を伸ばしています。
140キロ中盤のストレートと90キロ程度の広島カープ森下投手から教わったスローカーブを操るピッチングスタイルがハマると打ちづらそうです。コントロールも良いので、今季中継ぎとしても一軍需要がありそうです。

2020年ドラ8の石井大智投手も虎視眈々と一軍復帰を狙っています。
オープン戦の好調さで開幕一軍を手にしたものの、5試合登板で防御率14.54と散々な結果に…
変化球のコントロールを課題に二軍では7試合登板で防御率1.50と良いものを見せてくれています。

同ドラ3の佐藤蓮投手はキャンプの紅白戦でコントロールに課題を露呈させるなどフォームの改良に取り組んでいます。
6試合登板で防御率11.37とまだまだ打ち込まれる姿がありますが、パワーピッチングができる貴重な投手として君臨して欲しいですね。


 


▼一軍の調子が良すぎてチャンスが少ない〜!

現在一軍はローテーションもある程度安定していますが、中継ぎ投手がやや不安定です。
岩崎投手、スアレス投手の8回9回は盤石ですが、岩貞投手・小林投手ら7回を担う人材にやや難があります。

こうしたところに若手投手が入り込めると一気にブレイクしそうです。

また野手がレギュラー固定化しつつありますが、外国人選手の休養などのタイミングで目をみはるプレーを見せればチャンスが掴めるかもしれません。

未来のクリーンナップ、そしてローテーションを想像するのも阪神タイガースファンなら楽しみなところです。