page contents

キニナル記

その時気になったものを完全主観で綴ります。

好調阪神のオーダー、ロハスjr.&アルカンタラ参戦でどう変わる?

f:id:nyokike:20201028191630j:plain
新型コロナウイルスの感染拡大防止のために入国が制限されていた各チームの新外国人選手たちが続々と来日しています。

2021年のプロ野球でここまで首位を快走している阪神タイガースの新外国人選手メル・ロハス・ジュニア選手とラウル・アルカンタラ投手が来日会見を開きました。

ロハスJr.選手はメジャー経験こそないものの、韓国球界で昨季は47本塁打と135打点の2冠に加えMVPにも輝いた。189センチ、102キロ。右投げ両打ちのパワーヒッターです。

アルカンタラ投手はメジャーでは通算13試合で2勝。19年からは韓国球界で2年間プレーし、昨季は20勝で最多勝を獲得。193センチ、100キロ。右投げ右打ちのパワーピッチャーです。

ロハスJr.選手は巨人との獲得競争の際に、家族ぐるみの付き合いのあるサンズ選手から阪神タイガースをプッシュされて阪神入りを決めた経緯もありました。

各チームが外国人の本格参戦で底上げしてくる中、両助っ人の加入でチームはどんな状況になっていくのでしょうか…

 


▼好調の打撃陣、交流戦は野手3人?

ここまで例年になく好調な打撃陣。
チーム本塁打、盗塁、打率はおろか、犠打や犠飛に至ってもリーグ1位の好成績です。

打順やポジションもほぼ固定して戦えている阪神タイガース
8番遊撃手も中野拓夢選手になって更に打撃が強化されています。

そんなチームを牽引する両外国人も好調を維持。
サンズ選手 19試合、打率.306、5本塁打、16打点、出塁率.400、OPS.997
マルテ選手 19試合、打率.254、3本塁打、9打点、出塁率.360、OPS.789

外国人枠が5で、同時出場は4となっている今年のプロ野球
ガンケル投手、スアレス投手、サンズ選手は外せないとなると強いて言えばマルテ選手とロハス選手の交代になるかもしれません。

ただ、チェン投手が調整中、アルカンタラ投手も実戦調整を経ることを考えるとしばらくは野手3人体制かもしれません。

交流戦で3番ロハス、DHサンズそして7番マルテ…なんてことになったら恐ろしい打線になるかも…。

これから実戦慣れしていかなければいけませんが、矢野監督は「アルカンタラ投手よりロハスJr.選手の方が合流が早いかも」とコメントしていました。

加治屋投手と石井大智投手が登録抹消になったので、20日からはエドワーズ投手が昇格するかもしれません。その後のロハスJr.選手の調整次第で枠の争いが激化していきます。

外国人枠の争いがかつてないレベルになっていますね…

 


▼最強先発陣にアルカンタラはどう食い込む?

両外国人の会見が行われた2021年4月19日現在で阪神は15勝4敗で首位。2位巨人と3ゲーム差をつけています。

そのスタートダッシュに成功した要因の1つは強力な先発投手陣。
藤浪晋太郎 4試2勝0敗 防1.90
ガンケル  4試4勝0敗 防1.09
西 勇輝  3試2勝1敗 防1.23
青柳晃洋  3試2勝0敗 防1.35
秋山拓巳  3試2勝1敗 防1.80
伊藤将司  2試1勝0敗 防2.25

6人の先発投手陣が全試合で5回以上を投げて3失点以下。
失策はあるものの、チーム防御率は12球団で最も少ない2.21です。

西勇輝投手の体調不良から、開幕戦を藤浪晋太郎投手が務めて西勇輝投手や秋山拓巳投手を巨人や広島のカードが組まれている週前半のローテーションに組み込んでいました。

20日からの東京ドーム3連戦には西・青柳・秋山の3投手のローテーションが見込まれています。
その後、藤浪・伊藤将・ガンケルの3投手のローテーションで進んでいくとみられますが、アルカンタラ投手はどう食い込んでくるんでしょうか…

先発が右だらけになるものの、一番実績に乏しい伊藤将司投手が岩貞・岩崎両投手のみの中継ぎで待機する形になるのが有力かもしれません。

この上、まだチェン投手や高橋遥人投手も控えており、西純矢投手や齋藤友貴哉投手も虎視眈々と先発のチャンスを伺っています。

日程を見るとゴールデンウィーク後はライバルと見られる巨人戦や交流戦ソフトバンクや西武といった強打のチームが週の後半に来ることから3投手を週後半に動かすローテの再編をしてもいいかもしれません。

その間に生まれる谷間にチェン投手や西純矢投手らをうまく使って埋めるという選手層の厚いチームだからこその戦略も。

アルカンタラ投手まで活躍してしまったら…
チェン投手はどうするの??
そんな妄想が広がってしまいますね(笑)

 


▼激化するレギュラー争いに異変あり?!

レギュラー陣が好調すぎて、陽川選手や板山選手・糸井選手ら野手はもちろん、西純矢投手や齋藤友貴哉投手といった期待の選手たちが埋もれてしまう事態に…

そんな中、シーズン中としては今季初のトレードとして谷川投手が日本ハムファイターズに金銭トーレードで移籍しました。

分厚い阪神投手層で活躍の場がない谷川投手の新天地での活躍を応援するとともに、育成から支配下に昇格した小野寺暖選手が新たな競争をもたらしてくれることに期待が膨らみます。

好調な時だからこそ来年以降も見据えて積極的に動いて欲しいですね。

最後に言わせてください


あかん、優勝してしまう!