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キニナル記

その時気になったものを完全主観で綴ります。

いざ優勝へ!”川相塾”にDEATHノックなど阪神春季キャンプ2021が熱かった

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例年以上に注目が集まった2021年の春季キャンプの阪神タイガース

新外国人のロハスjr.選手やアルカンタラ投手は新型コロナウイルスの兼ね合いで参加できなかったものの、ルーキーたちはもちろん、新加入の選手や若手と大量参加となった一軍キャンプの練習メニューがぶっ飛んでいました。

その様子をまとめましたので、ご覧下さい。

 


▼今年のキャンプの目玉「川相塾」に注目が集まった!

開幕前に「阪神は優勝しました。ありがとうございます!!」と予祝をした矢野阪神に期待が高まりましたが、2位に終わった2020年の阪神タイガース

2005年以来遠ざかっている優勝を果たせなかった理由の1つとしてリーグ1位のエラー数(85で巨人のほぼ倍)が指摘されていました。

そのテコ入れとして招聘されたのが、なんとライバル巨人のOB川相 昌弘(かわい まさひろ)さんでした。
川相さんは遊撃手として6度のゴールデングラブ賞獲得やバントの世界記録を持つレジェンドです。

川相さんもまさか自分にオファーが来るとは思わなかったそうですが、巨人側の了解も受け、阪神のオファーを快諾。
事前に選手のエラー集の映像を見るなど準備してくれていました。

そんな川相さんの指導は「徹底した基本の反復」でした。

練習中の守備の様子をスマホで撮影し、内野手全員参加のLINEグループに投稿するなど精力的に指導してくれました。

選手たちもこんな風にコメントしていました。

阪神木浪(川相臨時コーチの指導について)「収穫はたくさんありました。それを継続してやることが恩返しだと思う。自分がうまくなるために継続することが大事。基礎が本当に大事だなと思った。そこをしっかりやれば、もっとうまくなれると思いました」

阪神中野(川相臨時コーチの指導について)「川相さんに教えていただいて、それを反復練習することによって自分の中で守備の感覚が変わってきたと思う。非常にいい勉強になった。(今後も)分からないことがあれば連絡を取って聞いていければと思います」

阪神川相臨時コーチ守備改革「かっこいい大賞」締め - プロ野球 : 日刊スポーツ

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最終日には「祝勝会に呼んで!」とお茶目な一面も見せた川相臨時コーチには感謝感謝ですね。

 


▼個性あふれる「1DAY CAPTAIN」で意識改革!

2020年のキャンプから始まった「ワンデイキャプテン」制度。
その日の挨拶や練習メニューを考案するなど、積極的に自分で考えて動くことを目的に導入されています。

先発として活躍を期待されている藤浪晋太郎投手は「1番にならなきゃいけない」という挨拶をするなど選手の個性も光りました。
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助っ人のジェフリー・マルテ選手も「ワンデイカプタン(一日主将という意味の英語スペイン語)」になっていました。

また始めてキャンプに参加した。ドラ3の佐藤蓮投手と育成の小野寺暖選手はモノマネを披露するなど笑いもきっちり取っています(笑)
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▼終わった後の選手の表情に注目の「デスノック」

守備力強化のために井上一樹ヘッドコーチが考案した「デスノック」
2人で約1000球のノックを受けるものです。
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ちなみにこのデスノックには「裏デスノック」も潜んでいたようです…
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ヘトヘトになるまでやり切ることで、これだけ練習したんだ!という自信をつける意味もあるそうです。

▼佐藤輝明選手が「スリルティー」の餌食に…

2020年のキャンプでも導入されていた「スリルティー
布袋寅泰さんの楽曲「スリル」が流れた瞬間始まる高速連続ティー打撃です。

スリル

スリル


ドラ1の佐藤輝明選手は先輩から渡されたマスコットバットでプロの洗礼を浴びていました。
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▼他にもこんな珍練習で選手を盛り上げていました!

北川打撃コーチが井上ヘッドの「スリルティー」に対抗して「与作」のスローテンポな音楽に合わせて下半身を意識して振る練習。

外野フェンスに貼られた北川打撃コーチの顔写真にボールを当てたらデスノック拒否権が与えられるロングティーなど、選手の集中力を保ちながら取り組めるメニューが考案されていました。

ちなみに春季キャンプに参加できなかったロハスjr.選手とアルカンタラ投手に関しては

「しっかり動いています。(ロハスは)マイアミと(アルカンタラは)アリゾナの方で。(現地からの報告は)1週間に2回ぐらい。ちゃんとやっていますよと」

と谷本修球団本部長がコメントしています。
週2回ほど送られてくる動画は矢野監督、井上ヘッドコーチら首脳陣も確認しているそうです。

近本選手会長は「これから黄金期に入る」と高らかに宣言!
悲願の優勝に向けて、このキャンプが出発点だったと振り返ることができることを願います。