レフト？サード？阪神タイガース佐藤輝明のポジション問題、あの人の見解は？

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例年以上に注目が集まった2021年の春季キャンプの阪神タイガース。
その話題の中心に居たのは4球団競合でのドラフト1位入団の佐藤輝明選手でした。

連日柵越え本数などの練習風景が報道され、実戦の場面でも特大ホームランを放つなど逸材に目が釘付けになりました。

そんな佐藤輝明選手を中心とした阪神タイガースのポジション争いの様子をまとめましたので、ご覧下さい。

ドラフト1位入団の佐藤輝明選手は近畿大学で関西学生リーグの記録となる通算14本塁打を放ったスラッガーです。

鳴り物入りで入団した佐藤輝選手。
報道陣のマークが集中することが懸念されていましたが、浮かれることなくマイペースを貫きました。

そして紅白戦含む実戦全11試合で41打数15安打　打率.366、9打点、2本塁打の活躍！
一躍、時の人になりましたが、こうなると気になるのはそのポジション。

大学時代は三塁手でしたが、阪神には三塁手として大山選手が居るため、外野手としての起用を矢野監督も明言していました。

そこへこの活躍…
各野球評論家はスイングの強さがソフトバンクホークスの柳田選手級だと絶賛していました。

この活躍に矢野監督は…

解説の田尾安志氏（６７）から佐藤輝のポジションについて問われると「外野も左翼で固定した方がいいのかなと。（内野は）一塁にいく場合は色んなプレーが複雑になってくるので、まあ三塁かなと思っています」と三塁か左翼に絞り、練習、試合を経験させる考えを明かした。

この発言を受けて各解説者が様々な見解を示していました。

元阪神・ヤクルトで活躍した広澤克実さんのコメント

前評判通りの長打力と、予想以上だった守備力が「三塁・佐藤輝」「一塁・大山」の可能性を浮上させたのだろう。明るい話題としてにぎわせるのはいい。ただ、現実的には公式戦でまだ1本もヒットのない新人選手を優先させることは、プロ野球界の慣習として、ない。

外国人選手のサンズのライトはちょっと心配…
となるとロハスjr.選手以外のサンズ・マルテ両助っ人の守備位置は一塁に限定されますが、ポジション争いの激化で伴い高山選手や陽川選手・糸井選手が好調なので、外国人との併用や守備を考えるとバランスがいいように思えます。

一方、こんな声もキャンプ終盤から増加していました。

横浜ベイスターズで日本一を経験している辛口評論家の権藤博さんのコメント。

前の試合では左翼で使ったが、佐藤輝は三塁で固定すべきですよ。20年に1人の逸材。ここまでの実戦でも、それだけの力は見せてきた。大学でも三塁を守ってきたし、外野をやらせる必要はない。いろいろと試すというのは、能力の分からない選手に対してやること。

阪神唯一の日本一に貢献し、2005年の優勝監督でもある岡田彰布さんのコメント。

「守備も悪くないよ。オレはサードで起用すべきやと思う。外野のスローイングに比べても、サードのほうがむちゃくちゃええからな。大山とサードで競わせたらええ。大山だってああやってケガするんやからな。だいたい空振りして背中を傷めとるんやから、どうしようもないわ」

同じく1985年の優勝メンバーで阪神レジェンドテイラーの掛布雅之さんのコメント。

「開幕からスタメンで使わないといけない選手。彼は実戦の中で伸びる。ポジションは三塁。スローイングは大山より安定しているし、守備力は想像以上。チームが勝つための積極的コンバートで大山を一塁に回し、4番に集中する形がチームとして一番スッキリする」と私見を明らかにした。

今回臨時コーチとして守備とバントを見てくれた川相昌弘さんは佐藤輝明選手のサードの守備は”実戦向き”と評していました。

この布陣になった場合、サンズ選手がレフトにまわり、ロハスjr.選手が合流した時に両翼が外国人またはサンズ選手が弾き出されるかも。
そして守備位置がサード・ファーストのマルテ選手が使えなくなります。

もちろん、佐藤輝選手がそれだけ結果を出していれば問題ありませんが…。ルーキーですしね。

元阪神監督で1985年の優勝メンバーの真弓明信さんのコメント

何度か提言しているが、ルーキーの佐藤輝は大学で内野の経験があるので、外野で起用するのはもったいない。一塁ならば、20年近く守ってくれるだろう。

大山悠輔選手を”不動”とするなら新人の佐藤輝選手を一塁手にまわすプランですが、打球の向きを同じにした方が守備負担が少ないだろうという矢野監督のプランには今のところ無いようです。

佐藤輝明選手がどこを守るかは、両翼と一塁三塁の選手の調子によるかもしれません。
外国人・ベテラン・若手を巻き込んだ渦の中心にいるのは間違いなく佐藤輝明選手です。

キャンプでも目が離せませんね！

キニナル記