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キニナル記

その時気になったものを完全主観で綴ります。

大ピ〜ンチ!大山登録抹消の危機をチャンスに変えるのはあの選手?

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4月を首位で終え、開幕ダッシュに成功した2021年の阪神タイガース

5月5日現在も4連勝中と好調が続いていましたが、その5日の試合で4番の大山悠輔選手が背中の張りで途中交代しました。

大山選手は2020年にタイトル争いをして阪神の4番として君臨している生え抜き選手です。

チームの中心選手となる4番バッター、そして三塁手としても開幕以来ほぼその座を守ってきましたが、ここに来て離脱することになりました。

16年ぶりの優勝に向けて爆走するチームに不安が走る事態…

しかし、これってあの選手にとっては大チャンスなのかも!

そんな展開を考察してみました。

 


▼大山不在の4番は俺だ!遂にあの助っ人が動き出す?

ここまで打点ランキングでもトップと1差の24打点で3位の大山選手。
その大山選手を上回る高額年俸でオフの話題をさらった新外国人選手メル・ロハス・ジュニア選手が2軍で仕上がってきています。

新型コロナウイルスの影響で入国が遅れ、4月上旬に来日したロハスJr選手。
昨年は韓国球界で打撃二冠(本塁打王打点王)を獲得した外野手で、オフに巨人などとの競合で獲得した期待の新戦力になります。

現在2軍で21打数5安打2本塁打6打点で打率.238です。

打率がちょっと寂しい気もしますが、この他にも社会人との練習試合で本塁打を放つなど長打力はサスガです。

現在、一軍ではサンズ・マルテの野手とチェン・ガンケル投手の4人が外国人枠で登録されています。

今季の外国人枠(一軍登録5、ベンチ入り4)争いもあり、ロハスjr選手はじっくり調整中。
しかしこの緊急事態にロハスJr選手が昇格し、穴を埋めてくれれば心強いですね。

 


▼もはやルーキーじゃない…体験入部済みの佐藤輝明もいる

大山選手が休養した2日に矢野監督が「体験入部」と称してルーキーの佐藤輝明選手が4番サードで出場。

その試合でなんと逆転満塁弾を放った佐藤輝選手。

もちろんルーキーに過度な負担はかけられないものの、ここまで打点リーグトップタイ、ホームランもトップに1差の3位につけています。
徐々にインコース対応ができるようになってきたのか、打率も上昇していて、その成長のスピードにファンならずともワクワクが止まりません。

大山選手がどのくらいで復帰できるかにもよりますが、頼もしい助っ人に挟まれてプレッシャーが軽減できそうなので、短期間だったら見てみたくなるポテンシャルを秘めていますよね!


 


▼実際はどんな構想になるの?ちょっと考えてみた

ロハス4番案
現在の打順にそのままロハスjr選手を当てはめ、4番ライトロハスjr選手、6番サード佐藤輝明選手にする案。
現在阪神で最高契約金を得ているコスパで言えばこうなって欲しいところでしょうが、日本球界初出場で4番を任せるというのは過去には多くあったものの、現在の選手層の厚さで言えばリスキーかもしれません。


②佐藤輝明4番案
規格外ルーキーを大抜擢して、ロハスjr選手を6番で試運転させる案。
チーム随一の成績とは言え首位を走るチームの4番、まして注目度の高い阪神の4番でチームが下降線を辿ったら批判が集中しそうです。
大山選手がクリーンナップを打つ前の阪神ならあり得たかもしれませんが…。


③サンズ4番案
3番マルテ選手が好調なだけにあまり動かしたくないところ。サンズ選手は調子が下降気味とは言え昨年も4番を打っており、未知数のロハスjr選手や佐藤輝明選手をいきなり4番に据えるのも不安…。
となると、佐藤輝明選手を6番サード、ロハスjr選手を5番ライトに入れてクリーンナップを形成するのもありかも。
ロハスjr選手の調子があがれば4番と5番を入れ替える選択肢も。


④陽川尚将4番案!?
個人的には③でしばらく行くのが良いと思いますが、外国人枠の関係で野手が3人になった場合、ストッパーのスアレス投手は外せないので先発投手がチェン投手、アルカンタラ投手、ガンケル投手の中から1人しか登録できないことに…。

現在のチームの好調の要因は打撃はもちろんですが、投手力がベースになっているので、ここまで5勝しているガンケル投手や実績十分で先日初勝利をあげたチェン投手。ロハスjr選手とともに昨年韓国球界で20勝を挙げたアルカンタラ投手が出れないというのは痛すぎる…。

DHが使える交流戦まで少し時間があるので、ロハスjr選手をもう少し
調整させて、その間は先発2枚にすることもあり得ます。

その場合、日本人野手で枠を埋めないといけませんが、その最右翼は佐藤輝明選手の加入で出場機会が大幅に制限されている陽川尚将選手や糸井嘉男選手でしょう。

かつて4番を打ったこともある陽川選手。ちょっと迫力不足かもしれませんが、糸井選手も含めてある意味でのチャンスに発奮する可能性もあります。
現実的にはどちらが出たとしてもサンズ・佐藤に続く6番打者となるでしょうが、出番の少なすぎた2人にとっては千載一遇です。


 


▼矢野阪神、次は何を見せてくれる?

大山選手が6日に登録抹消したとして、最短で戻ってくるのは18日のヤクルト戦からになります。
交流戦までちょうど1週間といったところです。

もちろん本人の体調やチームの状態によりますが、交流戦ではマルテ・大山・ロハス・サンズ・佐藤輝の最強打線が見たいですよね。

2軍では小幡選手や小野寺選手も好調を維持しており、今後オーダーに絡んでくる可能性もあります。

見たい選手があふれている阪神タイガース。今年は層の厚さを楽しむのも一興かもしれません。